きままに (ミュージックス福岡)

音楽に限らず、気の向くままに...

映画音楽(29)~《ファイル7》ジョン・バリー[4]

 あまりに007シリーズが目立っているが、
このシリーズ以外の作曲ももちろん手がけている。
これから年代順に辿っていくとする。1968年の
「冬のライオン」ではアカデミー作曲賞を受賞
している。同年の「華やかな情事」、「夕なぎ」、
1970年「真夜中のカーボーイ」、「最後の谷」、
「モンテ・ウォルシュ」と続く。これらの
オリジナル・サウンド・トラック・アルバムは
日本でも発売され、実力者ぶりを示した。特に
音楽はあまり知られていない「華やかな情事」は
貴重盤としてコレクターズ・アイテム・シリーズの
中で発売されて、個人的にも大いに喜んだ
覚えがある。
 1971年には「クイン・メリー/愛と悲しみの生涯」
がアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞に
ノミネート。残念ながら受賞にはならなかったが、
個人的に気に入った音楽で番組では比較的よく
オン・エアした。この年には「007 ダイヤモンドは
永遠に」も担当している。1972年には根強い人気の
「フォロウ・ミー」。007シリーズとは全く違った
イメージの音楽を提供した。1974年にはゴールデン・
グローブ賞にノミネートされた「ダブ」、
「007 黄金銃を持つ男」、「夕映え」、1975年
「イナゴの日」、1976年「ロビンとマリアン」、
「キングコング」、1977年ゴールデン・グローブ賞
にノミネートの「ザ・ディープ」、「ホワイト・
バッファロー」、1978年「ブルース・リー/死亡遊戯」
と続く。
 ジョン・バリーほど有名になり、007ほどの
大ヒットを放つと、ラジオなどでも取り上げられる
チャンスも多くなるが、どうしてもヒット曲中心と
なる。大ヒット曲はどんな番組でも取り上げられる
ので、映画音楽専門の番組としては、もちろん
ヒット曲、有名曲もかけるが、気持ちはそれ以外の、
他の番組ではあまり取り上げられない曲を少しでも
紹介したいというのが強かった。


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