きままに (ミュージックス福岡)

音楽に限らず、気の向くままに...

映画音楽(77)~《ファイル14》ヘンリー・マンシーニ[4]

 「ティファニーで朝食を」のフィルム・
ヴァージョンが結局は聴けないということで
がっかりした。ところが昨年のこと、チェリー・
レッド・レーベルの「エル・レコード」が
「ティファニーで朝食を」のフィルム・
ヴァージョンを出した。このチェリー・レッド・
レーベルは住所もはっきりしているし、
ブックレットも詳しい解説と共についている。
ただし音源の出所については記載がない。
「エル・レコード」から出たフィルム・
ヴァージョンは先に手に入れたものとは全く
同じではない。
 ここで、2枚のサウンド・トラック盤の
チェックを。「サウンドトラック・ライプラリー」
盤の方、つまり私のプレイヤーでは再生出来ない
方は、だからして演奏時間など分からない。
曲目表には表示してない。タイトルが同じだと
しても曲も同じかどうかわからないが、
とりあえず同じタイトルのものからいくと
(「サウンドトラック・ライブラリー」-
「エル・レコード」の順で曲番号を表示)
メイン・タイトル(1-1)、ホリーの蓄音器
(3-3)、ポールのアパート~ホリーの夢
(5-4)、パーティ1(6-5)、パーティ2
(7-6)、パーティ3(8-7)、パーティ4
(9-8)、パーティ5(10-9)、
ムーン・リヴァー-オードリー・ヘプバーンの歌
(11-10)、ポール、ザ・スパイ(12-11)、
ティファニーズ(19-12)、ショップリフティング
(20-13)、ランニング・ホーム(21-14)、
次の朝(22-15)、ポールから50ドル(23-16)、
猫を探して~フィナーレ(25-17)以上が
両アルバムに収録されている音源。なお、
「パティ1」とあるのは公式日本盤の邦題では
「ムーン・リヴァー・チャ・チャ」、
「パーティ2」は「ラテン・ゴライトリー」、
「パーティ3」は「かわいそうな猫ちゃん」、
「パーティ4」と「パーティ5」は
「ルース・キャブース」とつけられていた曲と
同一曲である。
 「サウンドトラック・ライブラリー」にだけ
しか収録されていないのは「新しいテナント」、
「ホリーの邪魔者」、「ドク・ストーリー」、
「ドクにさよなら」、「ストリップ・クラブ」、
「ストリップ・クラブ2」、「ポールとの戦い」、
「ヘッドライン」、「テレグラム」。
 「エル・レコード」にしか収められていない
曲は「サリーのトマト」。エル・レコードには他に
「ティファニーで朝食を」関連として、
映画とは関係ないが、バーニー・ケッセルの
ジャズ・グループの演奏する「ティファニーで
朝食を」、「ラテン・ゴライトリー」、
「サリーのトマト」、「ホリー」、
「大手入れ」が収録されている。さらに
エディ・ハリスの「かわいそうな猫ちゃん」、
「ミスター・ユニヨシ」、「ルース・キャブース」、
さらにさらにダニー・ウイリアムス、
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセン
ジャーズ、ジェリー・バトラー、
アル・カイオラによるそれぞれの
「ムーン・リヴァー」が収録されている。


返信(1)

 先ずはお詫びから。ご指摘のようにジェリー・
ゴールドスミスではなくモーリス・ジャールで
ありました。まさに私の頭が「雲の中で散歩」
状態でした。申し訳ありません。人は思いや感情、
景色、はたまた音楽を誰かに伝えたり書き記す時、
なかなか表現するのは難しいものですが人物や
物や数字はとりわけそれが手元にあればチェック、
ダブルチェックを行わなければならないのに、
仕事もそうですが特に私が大好きな映画音楽での
ミス・テーク。これはいけません。重ねて
反省です。さて、葉書きでお伝えした転居の
件ですが引越しという事を24数年ぶりに
したのですがこれが結構大変でした。世の中に
転勤族といわれる方々がおられますがその苦労が
うかがえ、要領も心得ておいででしょうから、
できれば習っておくべきでした。でも住まいを
変えて気分も新たで良い気分です。
 ただいま「きままに」にて特集中のヘンリー・
マンシーニ。大変興味深く、読ませて頂いています。
マンシーニの名曲の数々は幅広い年齢層の人々が
耳にして口ずさんだりするのではないかと
思いますが、これはマンシーニが作曲をする時に
憶え易く愛される事を意図してこしらえたのか、
または聴くこちらが名曲なればこそ繰り返し
耳にするから記憶に留めてしまうのか。
さてどちらでしょう。わたしは数多の曲の中で
「オクラホマ巨人」、「料理長殿ご用心」
「大陸横断超特急」「ミステリー・ムービーの
テーマ{日本ではコロンボ}」、
「大洋のかなたに」も好きでこれら主題曲は全て
ハミングできます。まったく自慢になりませんけど。
ところが先日、手にした「男の闘い」のサントラは
意外やマンシーニ作といわれても分からない
違った一面を感じる重厚な名盤でした。ところで
大園さんが先に触れておられたヘンリー・
マンシーニ「サウンドトラック・ライブラリー」
とても気になります。それではまた。段々と暑く
なってまいります。健康にお気をつけ下さい。

 メイルありがとうございます。謝らないで下さい。
珍しいことでしたから。「オクラホマ巨人」「大洋の
かなたに」も捨てがたい名曲が聴かれます。
マンシーニの場合、有名曲が揃っている映画は
もちろん素晴らしいのですが、ヒットしなかった
作品も聴けば聴くほど素晴らしいものがあります。
また語り合いましょう。


アメリカン・グラフィティ・イン・ジャパン(217)

 オールディーズ復刻ブームは新たな展開を見せた。
ライノ・レコードやイギリス・エイス、アメリカ・
コレクターズ・チョイスやサンデイズド、ドイツの
ベア・ファミリーなど小規模ではあるが正式の
レコード会社が大手レコード会社とライセンス
契約をして、正式マイター・デープを用い、
こうしたコレクター向けCDを発売するように
なった。中には実績を認められてメジャーが
資本参加し、傘下に入った会社もある。このような
会社がメジャー・レコード会社と違うところは、
レーベルを超えて収録することが多く、例えば
レーベル移籍を繰り返したアーティストの
ベスト・アルバムは、レーベルに関係なく、
デビューから重要な作品は網羅する。また会社に
よっては全レコード作品を収録したボックス・
セットを出しているところもある。私などは
夢にまで見たドリス・デイのほぼ全作品を
そろえることができた時は信じられないくらいで、
幸せな気持ちになったものだ。反面、レーベルの
問題から、こうしたレーベルは本国以外の国では
発売が出来ないのが通例である。
 特に録音が多いアーティストの場合は全作品を
集めることは難しいが、こうしたアルバムが
出るようになったことは素晴らしいことだ。
メジャー・レコード会社はなかなか出来ない、
本当に音楽ファンの気持ちが分かった発売だと思う。


CD化希望(28)

 キャップにはまだまだインストゥルメンタルの
興味深い作品がある。これまで紹介してきた作品と
同じように、大ヒットした作品は少ないが、
「東芝ヒット・パレード」を通してよく
かかっていた作品。洋楽番組の中でも、決まって
新譜が紹介され、ヒット中(いま考えると
プロモーション中といってもいいかも知れない)の
曲がよくかかる番組として熱心に聴いていたので、
懐かしく、CDが欲しいと思う。そんな作品から
インストゥルメンタル・ナンバーを。これまでにも
インストゥルメンタルは紹介したが、当時は
シングル盤でもかなり発売されていた。
 KP-55、「慕情の渚」アーチー・センプル、
KP-56、「蜜の味」ジェシー・ポウエル・
クインテット、KP-62、「バラの乙女」
フォーチュン・テラーズ、KP-64、「ハッシャバイ」
モンティ・サンシャイン。フォーチュン・
テラーズの「バラの乙女」は当時ヒットした。
国内盤オムニバスで復刻されたことはあるが、
すでに廃盤。これくらいの曲はいつでも手に
入るようになることが望まれる。他にも
キャップには「月夜にボサ・ノヴァ」のジョー・
ハーネル楽団、「枯葉」のロジャー・
ウイリアムスもあるが、こちらは輸入盤も含め、
比較的手に入れやすい。あぁ、どれもこれも
素晴らしい作品群。


嬉しい便り(4)

 最近頂いたメイル、手紙の中には「音楽」の
ことが目立っていましたので、そういう中から
いくつかを紹介させてもらっています。次は
久しぶりの電話、そしてメイルでした。目が
不自由ながら、そんなことを感じさせない
行動的な活躍にいつも驚かされる方です。
仕事の合間にギターを弾かれ、多くの人前で
発表もなさっています。電話は「ホリーリッジ・
ストリングス」に関してでした。そしてその後の
メイルです。

 横代のギター屋です。先日はホリーリッジ・
ストリングスのことでお手数をおかけしました。
 ところで、最近バンドリーダーがシングル
レコードを200枚以上うちに持ってきたんです。
適当にCDRにしてくれと。レコード大好きな
私ですから、ゆっくり暇に任せて作業をしました。
コニー・フランシスのかわいいベイビーと
大人になりたいの日本語のカップリング、
パット・ブーンの砂に書いたラブレターの
オリジナル盤、ペリー・ボトキンの殺し屋のテーマ、
太陽がいっぱいとアフリカの星のボレロの
カップリング(フィルム・シンフォニック・
オーケストラ)、禁じられた恋のボレロと
黒いオルフェのカップリング(再発売と思われる)、
極めつけは、ロバート・アッシャーの
グリーン・フィールズ…。私は、この
グリーン・フィールズは初めて聴きました。
ストリングスとバックコーラス入りで、
なかなかいいですね。リーダーに聞いてみると、
これがオリジナルとのことでした。その裏面は
いとしのトレイシーでしたが、演奏者が家人に
見てもらったら字が小さいということで、
「じゃっく・え」までしかわからないという
ことでした。私の推測ですが、ジャック・
エリオット楽団ではないでしょうか。あ、
また取り留めのない文になってしまいました。
では、この辺で失礼いたします。

 ロバート・アッシャーの「グリーンフィールズ」
って知りませんでした。当時
「グリーンフィールズ」はブラザーズ・フォーの
他にシングルで発売されたのはジュリアス・ラ・
ローザくらいしか知らなくて。そのジュリアス・
ラ・ローザのB面はジャック・エリオット楽団の
「いとしのトレイシー」でしたよ。なんという。


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